有限会社オバラ建商【北海道帯広市・自然と健康と環境にこだわった建築資材販売会社】

Fwallご使用の皆様へ

F-wallゼオは従来品に、『ゼオライト』を混入し、品質の性能アップと作業効率のアップをはかりました。ご存知のように『ゼオライト』は、今般セシウムを吸着すると言われ脚光を浴びていますが、農業分野においては早くから土壌改良剤として使用されており、私たちの身近な所でも使用されております。例えばペット(ネコ)の砂・アルカリイオン浄水器・タバコの消臭剤等に使用されています。
今回、十勝産『ゼオライト』を使用することにより、『地産地消』・『地材地消』度がアップすることができました。自らの足下にはまだまだ『未利用資源』があることをつくづくと思い知らされた次第です。今後とも、尚いっそう地場産品を組み合わせた製品開発に励みたいと考えています。皆様のご指導、ご意見のほど宜しくお願いいたします。

※施工要領が若干変更となりますので、ご使用の際は必ずお問合せ願います。
※F☆☆☆☆相当品の測定結果も文章として用意できますので、ご相談下さい。

ゼオライト原石ゼオライト粉末
ゼオライト原石
ゼオライト粉末

■農業王国・十勝の鉱物資源ゼオライト

「とかちゼオライト」の起源は、戦前の水銀の採掘に始まります。採掘場所は帯広から北へ40キロの上士幌町勢多地区の勢多山の麓です。「セタ」とはアイヌ語で「セタ・アン:狼・居る」という意味とか。水銀の用途は、火薬の起爆剤、艦艇の塗料、コンパスと軍需用だったようですね。水銀発掘は北見地区のイトムカ鉱山が有名ですのでお調べ下さい。戦後は「カリオン」の採掘が、昭和27年から45年迄行われ、昭和59年より「ゼオライト」の採掘へと変遷し、現在に至っています。
主に土壌改良剤として全国に知れ渡っていますが、業界が違うとなかなか馴染みが薄いのが現実ですが,自らの足元にはまだまだ業界の垣根を越えて存在価値のある未利用資源が存在しています。今回当社では、そんなゼオライトを、阿寒の『貝化石』とうまくコラボレーションさせ、より施工性・品質の安定化を計りました。「地産地消」は「知産知承」につながります。そして、「先人の教えを後世に残す努力をする」が、今後のキーワードと考える次第です。

参考資料(右写真)
問合せは上士幌町教育委員会へ

 

■施工手順です

ブライオゾーア・ゼオライト粉末を使用した内装壁材
F-Wallゼオ施工要領

■優れた施工性
事前に耐火ボード(平ボード)ジョイント部は、ジョイントテープを使用の上ジョイント処理をお願いします。(通常はクロス用パテを使用しているようですが、セメントノロによる処理がベストのようです)必要に応じ、出隅・入り隅も同様の処理。異なる材質とのジョイントは、縁を切ってください、コンパネの場合は、コンパネの方に外部用シーラーを塗布願います。施工は、下地処理が十分乾燥の後に。

■混合・攪拌
バインダー(一袋)を容器にあけ、その後、エフオール・ゼオライト粉末(一袋)を投入し、から練り攪拌を十分おこない、その後、水11.7リットルに投入し、十分攪拌願います。(一気に入れるとダマができやすい)材質がデンプン質なので粘りがあります。(終了後20〜30分程練り置きするのがコツのようです)ダマにならないよう、練りおき後、水加減の調整をお願いします。
※作業性向上のため、hiメトローズ等の混和材を入れる方もいます(8g程度)

■色付け
標準キットの色は、オフアイボリー色ですが、左官材料の顔料・無機質材(例・ドイツバイエル)にて、好みの色を出せます。その場合、現場での調色となりますので、色の不都合が起こる場合がありますので、塗り壁面積での面処理をお奨めします。

■塗りつけ
通常の塗り壁では、一度下塗りの上、硬化した後、上塗りですが、F-Wallゼオは重ね塗りしながらの一発仕上げでOKです。塗り厚の目安は2〜3ミリが妥当かと思います。またパターン付けですが、硬化前に、コテ・へら・ローラ等にて可能です。手かた、足型、押し花を埋め込む等も可能です。

■応用編
さらに、塗装ガン吹きも可能ですし、リフォームの場合は、既存クロス上からの施工も可能です。(詳細はお問い合わせ願います)

■補足
F-Wallゼオ粉末は、現在進行形にて、土壌改良剤・水質汚濁処理剤・家畜飼料・糞尿臭気材の原材料として使用されています。自然環境に即して使われているものを住宅に使って悪いわけがないとの発想で生まれた製品です。

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